2012年8月10日金曜日

サン・ルイ クリスタルのミュージアム


誰も訊いてくれませんが、このブログのバックに使っているグラスやキャラフのモチーフは、
ほとんど(バカラも少し混在)がクリスタルリーSaint-Louisの昔のカタログのイラストから拝借したものなのです。
そんなご縁もあることですし、今日はサン・ルイの工場に併設されたミュージアムを見学した時の画像をご紹介します。
2年前になりますが、フランス東部ロレーヌ地方のBitcheというドイツとの国境地帯にある町の美味しくて安い料理旅館に滞在し、
(レストランはミシュランの★付きで、超おススメ。あ、また脱線しそう。この話は別の機会に)近くだというので暇つぶしに出かけたのですが、道を間違えたみたい戻ろうか?と思ったほど人里離れた山の中に忽然とそれはありました。
意外にもモダンな作りで、とても見学し易いミュージアムでしたよ。
1781年に王立ガラス工場としてこのSt-Louis-les-Bitcheという地に発足し、フランスで最初にクリスタルを導入したサン・ルイの工場は今もここで稼動し続け、素晴らしい製品を産み出しているのです。
因みに1989年からはあのエルメスがオーナーなのだそうです。どうりでオシャレなミュゼな筈ですね。 
(画像をクリックすると大きく見られますよ、例によって。)


ミュゼの中心が吹き抜けになっていて、シャンデリアが何台か吊られている
型もののコーナー。狐、ローマ法王、犬のペイパーウェイト。召使のキャンドルスタンド(Antique姉妹社にも入荷)
ルイ・フィリップ時代のオパリーヌ
サン・ルイ得意の色被せにグラヴュール及びカット製品。18世紀から現代まで。
ブルーの色被せカットグラス類。後ろはオパリーヌ。
オーヴァーレイ(オパリーヌを重ねてカットで窓を開けるボヘミアンに多く見られる技法)

19世紀から現代まで続いているサン・ルイの定番グラス類
1818年に時の王様ルイ18世の為に作られた地球儀(複製)。Globe Terrestre(地球)の飾り枠の左脇にJAPONが見える。


まだ他にも展示品は沢山あったけれど・・・

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