2017年4月28日金曜日

Colombey-les-Deux-Églises コロンベー・レ・ドゥー・エグリーズにて

4月21日はOの誕生日、今年はシャンパーニュ地方の小さな村コロンベー・レ・ドゥー・エグリーズの★付きレストラン・ホテルにお泊りディナーに行きました。
以前から何度も行先の候補としてノミネートされて(私達に)いたのですが、行くのは今回初めてでした。
桜も散った今頃になって寒い日が続いているのですが、この日は素晴らしいお天気で、カフェのテラスでビールが飲めるぐらいには暖かく、お出かけ日和でした。
お料理は期待ほどではなかったけれど、ホテルの部屋がとても広くて快適だったし、スタッフが皆すこぶる感じが良く、しかもお値段が安く、ほぼ満足でした。

感じの良い田舎家。二階の端から端まで私達のスイート。

部屋に入ると玄関の窓から前庭が見え、左に小さなサロンとその奥に寝室、
右に大きなバスルームが見える。

小さなサロン、Bokuはここが自分の部屋とすぐに決めた。
半端でない広さのピッカピカのバスルーム。

クラシックな寝室もまた広い。

寝室の窓からの眺め。

暖炉やアンティックの家具が良い雰囲気。

夕食まで間があったので村を散歩した。
ホテルのすぐ傍にロマネスクの教会があり、ここの墓地にシャルル・ド・ゴール将軍(元フランス大統領)のお墓がある。少し離れた所に将軍が30年ほど住んだ家(深い木立に囲まれた館)、村を見下ろす丘の上には立派な記念館があり、それを目当てにこの地を訪れる人が少なくないらしい。
私達は特に興味も無いし、いずれにしてもBoku連れでは入れないので見学しなかった。

教会の傍から見渡した田園風景。今年は春が早かったので菜の花も既に少し色褪せていて。

メインダイニングの壁紙が凄い。中国の風景画で壁一面1枚仕立て(継ぎ目が無い)!

東洋趣味は壁だけではなく、テーブルにも及んでいる。
日本の木の箱に苔のクッションを敷いてアミューズが。
『森の収穫』と題された前菜。モリーユ(編笠茸)のファルシ。

カエルとクレソンとモリーユ。ウッフ・ア・ラ・ネージュに半熟卵が仕込まれていて。

オンブル・シュヴァリエ(イワナの一種)。リ・ド・ヴォー、コック貝のリゾット添え。

デザート2品。右はウッカリ食べかけてしまった…

お気付きと思いますが、私達は今が季節のモリーユづくしメニューにしたのです。
最初のファルシは良いけれど、後は刻んで添えているだけ。もう少し工夫があっても良いのでは?とちょっと残念でした。
もっとも、普通一品料理で出てくるモリーユ1皿の値段とあまり変わらない値段でこのコースですから、文句は言えないかも…。

ホテルの庭を360度撮った景色。良かったらご覧ください。

Hostellerie la Montagne のHPはこちらから。

2017年4月21日金曜日

Yerresイェールで昼食を

もう1週間前になりますが、久々にイェールの旧カイユボット邸庭園内のレストランに昼食に行きました。
このレストラン、以前はChalet du Parcという名で何度も食べに行っていたのですが、去年からTable du Parcという名に変わり、シェフもクローヌのメゾン・デュ・プレッソワールのシェフが兼任しているという話は小耳にはさんでいて、気になっていたのです。
Chaletの時よりも値段が安く、ビストロティックになっていましたが、本店同様キャリテ・プリが良く美味しかったです。
気温は低めだけれど良く晴れた日だったし、庭園のレストランで昼食というのは我ながらナイス・アイディアでした。今度はもっと暖かい日にテラスで食べたいです。

奥の小部屋も小ぢんまりしていて悪くない。(大部屋の方が好きだけれど)
右上はOの前菜、鶏の印籠巻き風冷製。左下は私の前菜、パネのヴルテ、スモークサーモン添え。
右下はメインの鰈のフィレ、ベーコンキャベツ炒め添え。

デザートのカフェ・グルモンは外のテラスで取らせてもらった。
可愛いワンちゃん連れの初老のカップルが食事をしていた。

デザートを待つ間に、生垣越しに庭園を撮る。芝生の種を蒔いたのかテープが邪魔。

シャレの横の花壇。

チューリップが綺麗だった!

シャレの正面。

広々とした美しい英国式庭園。

帰り道に遭遇したパトロール中の騎馬(婦)警官。脇を通り抜けながら車窓からパチリ。

通り過ぎてから車窓から後ろ手にカメラだけ出して撮ったのでボケてる。

2017年4月4日火曜日

誕生日@ Manoir du Lys マノワール・デュ・リス

3月30日は私Kの誕生日で、もう4度目になるBagnoles de l'Orne バニョル・ド・ロルヌのマノワール・デュ・リス(ユリの館)にお泊りディナーに行きました。
バニョルの町とこのホテル・レストランについては2012年のノエルのブログでも紹介しましたので、ここでは詳細は省きます。
いつもは私の誕生日はパリで、Oの誕生日は地方でお泊りディナーというのが定番なのですが、今年は思いのほか春が早く進んで陽気が良いのと、マノワールが2月と3月いっぱいお得なキャンペーンを実施していたので出かけることにしたのです。
Caenに寄り道して骨董街を漁るのが慣わしでしたが、前回お店が激減していてガッカリしたので今回は行きに『フランスの最も美しい村々』に認定されているSaint-Céneri-le-Géreiという村に寄りました。

11世紀に建てられたロマネスク様式の教会がここの目玉的スポット。
暑くてもうダメ!という瀕死状態のBokuを連れていたのでゆっくり見られなかった。

サルト川とオルヌ川が一緒になった川に架かる橋も見所らしい。
教会の裏からの美しい眺め。

旧くて美しい静かな村。また今度ゆっくり見させてもらいますね。

 相変わらず綺麗なバニョルの湖とカジノ。
湖畔のテラスでお茶をして、お水を貰って元気を取り戻したBokuと少しだけ散歩する。

白鳥のカップルがいて岸辺に大きな卵を産んでいた。(卵の写真撮れば良かった…)
全貌が見られなかったので良く分からない黒い鳥。黒鳥?それとも鵜?

ホテルはまた離れのスイートにした。前回はB&Bがいたので専用庭付きの地上のスイートを貰ったけれど、今回は階下がカーポート、階上にお部屋というタイプ。
各部屋に専用のカーポート、階段、バルコニーが付いたモダンで快適なスイート。

バーでアペリティフとアミューズを楽しんだ後、いざ食卓へ。

今回のキャンペーンで義務付けられた季節のデギュスタシオン・メニュー。
スパゲッティ・カルボナーラに見立てたサルスィフィ(西洋ゴボウ)、黒トリュフ添え。
帆立貝の海老のブイヨン煮ショウガ風味、Udon(ウドン)添え。

スクレ(真鱈の王様とも鱈のダイヤモンドとも言われる高級鱈らしい)の小石焼、バターナッツとピーナッツ添え。
小鳩の蕎麦粉衣焼き(本来は鴨料理のところメールでリクエストして特別に代えて貰った。)

キャマンベールのムース仕立て、シードル酢漬け梨とサラダ添え。
エキゾティック・フルーツのデザート。

赤オレンジとピスタチオのデザート。アフター・デザート。(さすがに手付かず)

良く管理されたマノワール。椿の大木があちらこちらで重たげに花盛りだった。

素晴らしいお天気に恵まれた春のお出かけは、気持ちの良いものでした。
ホテルのお部屋も良かったし、楽しい誕生日でした。
お料理が今一だったのがちょっと残念だったけれど、一番高いコースメニューに料理に合わせたお任せドリンクを付け、一番高いお部屋に泊まり、ビュッフェ朝食、アペリティフ、Bokuの宿泊代、トータルで489ユーロというお値段は確かにお得感十分でした。