2018年6月9日土曜日

旧朝香宮邸(東京都庭園美術館)を見学

5月半ばの2週間、日本に里帰りして参りました。
殆ど実家を中心に数キロメートル圏内という狭い行動範囲で過ごしたのですが、1日だけ妹と二人でお出かけしました。
目的地は以前から行ってみたかった東京都庭園美術館(旧朝香宮邸)です。
ルネ・ラリックが制作した扉や照明を是非見たかったし、アンリ・ラパンのアール・デコの室内装飾にも興味がありました。
予想以上に見応えがあったし、素敵な所で良い午後が過ごせて満足しました。
撮影禁止の部屋もありましたが、興味深い箇所はほぼ写真を撮ってきましたのでご覧ください。

門を入ってしばらく歩くとお屋敷が現れた。
さほどアール・デコっぽくはない外観。

エントランスの左右に対の狛犬。カッコ良い!

ルネ・ラリックによる玄関正面のレリーフガラスの扉。
床の天然石で制作されたモザイクは宮内省内匠寮技手の大賀隆が手がけたとのこと。

扉のディテール。女性像がかなり立体的に型でレリーフされている。
ラリックに関する文献上の写真で見て想像していた以上に素晴らしい!

階段の下のお手洗い

ラリックの扉を玄関ホール(大広間)内側から見たところ。

大広間から大客室へのつなぎの次の間。
白磁の香水塔(噴水)はアンリ・ラパンが1932年にデザインし、セーヴル製陶所で制作された。

アンリ・ラパンの手になる油絵と、大広間の壁を装飾するレオン・ブランショの大理石のレリーフ『戯れる子供達』

大客室の天井2箇所に下げられたルネ・ラリックのシャンデリア

銀引きフロスト仕上げのエッチング・ガラスをはめ込んだ大客室の扉。
マックス・アングラン制作。とてもお洒落なアール・デコ。

庭園を望む半円形の張り出し窓のある大食堂。
天井にはルネ・ラリックのパイナップルとザクロのシャンデリア。

二階の家族の居室へ通ずる階段。
階下のフランスのアール・デコから2階の日本のアール・デコの空間へ移行する階段ともいえる象徴的なデザインは、宮内省内匠寮による。

朝香宮家の所蔵品と思われる(説明を注目しなかったので定かではない)ラリック作品。
書斎の机上にもラリックの置時計。

若宮寝室、姫宮寝室、妃殿下居間の照明。宮内省内匠寮のデザインによる国産品。

(左)殿下が主に使用した第一浴室。床は山茶窯製陶所製のモザイクタイル
(中央)2階南側のある殿下、妃殿下専用のベランダ
(右)妃殿下居間のバルコニー

庭園に配された雌ライオンのブロンズ像。
新館にあるカフェ・テイエン(入りたかったけれど閉館間際で既に閉店の札が…)

閉園間際の庭園を抜けて帰途につく。

アール・デコ・リヴァイヴァルと題された催しの一環として建物公開『旧朝香宮邸物語』と、新館で開催されていた『鹿島茂コレクション、フランス絵本の世界』の二つの展覧会を同時に見ることができ、とても充実した午後でした。
妹は私以上に何事もジックリ鑑賞する性質なので、気付くともう夕暮れ近い閉館時刻になっていたのでした。
足が痛くなったけれど、今回の帰国中唯一のお楽しみ時間を満喫しました。

2018年5月1日火曜日

Oの誕生日@ピカルディ―

本当は今のんびりブログを綴っている場合ではないのですが、ギリギリまだ賞味期限が切れないうちに、取り急ぎOの誕生日お泊りディナー行をリポートします。
今回はちょうど春のヴァカンス時期とダブったせいか、約1カ月前で既にここぞと思うホテル・レストランは悉く満室、満席で選択肢が限られました。
大雑把に言うとシャンパーニュの北、ノルマンディーの東にあたるピカルディ―は滅多に行かない所(私達は)ですが、Laonという町に程近い大いなる田舎(何も無い)のホテル・レストランDomaine de BariveでOの誕生日を祝うことになりました。
素晴らしいお天気に恵まれ(Oの誕生日はいつも晴れ)、寄り道場所として初めて訪問したLaonの街も予想以上に良かったし、ホテルも悪くなかったし(お料理はちょっと…)、総合満足度80%というところでしょうか。

小高い丘の上にあるLaonの旧市街

12~13世紀のカテドラル

カテドラルのディテール

楽しい看板をたくさん見かけた

街を一回り散策した後、カテドラルの前にある大きなビストロのテラスで昼食をしました。
場所柄かビストロとは思えないシャンパンの品揃えが意外でした。誕生日なので、アペリティーフにシャンパンを注文したら、冷やしたフリュートグラスになみなみと注いでくれたし、料理もカジュアルな店らしからぬオツな物が出てきたし、頼まないうちにBokuにお水を持ってきてくれたし、大きなパラソルの下で気持ちの良いそよ風を感じながら機嫌よく食事しました。

Laonから30分ぐらい車を走らせ、ホテルに到着。

上の写真の母屋の2階、左の3つの窓が私達の部屋。窓からの眺め。

グレーに赤のアクセントで統一された部屋のインテリア

犬連れと予告していなかったのにBoku用のタピと水と食器が用意されていた。
レセプションでウェルカムドリンクを出され、待たされた間に準備したようだ。嬉しい心遣い!
バスルームもグレーと赤。バスタブがバルネオ(ジャクジというのかな?日本では)。

一休みしてお風呂を使い、いよいよディナーへ。
最初案内された席が気に入らなかったので代えるように頼み、その間お庭でアペリティフをする。

アミューズはマリネしたメーグル(魚)と柑橘類や野菜の冷製スープ
右はOの前菜、エスカルゴのポワレ、卵のポシェ添え。

左は私の前菜、グリーンアスパラとベーコンのパン包み焼き
右は私のメイン、平目のカリカリ(春巻き状)茸添え

左はOのメイン、オマールのラヴィオリ(皮はスパゲッティ)
右はそれぞれのデザート

今回はメニューにしないでア・ラ・カルトにしました。飲物はMeursault2015。
料理は手をかけたものではあるけれど、凝ったわりには結果が今一。

朝食もディナーと同じ食堂で、ビュッフェ形式。庭の景色が気持ち良い。

シャマロー(マシュマロ)という名前の大きな赤トラ猫。
人懐っこく、呼ぶと返事をしながら傍にやって来る可愛いニャンちゃん。

さようなら、ドメーヌ・ド・バリーヴ。

帰途の車中から。春霞の田園風景と、どこまでも続く飽くまでも黄色い菜の花畑。

Domaine de BariveのHPはこちらからご覧になれます。

2018年4月27日金曜日

春爛漫

またまた暫くブログをさぼってしまいました。
で、とりあえず我家界隈の開花状況の記録という名目でお茶を濁しておこうか…と。
Oの誕生日お泊りディナーのリポートもしなくてはならないのですが、今ちょっと時間が無いもので。
とても気持ちの良いお天気が続き、お花が一気に咲いて、今は本当はもうリラなのだけれど、下の写真は4月18日に撮ったものです。
桜もあっという間にほぼ終わっているのですが、相変わらず遅れ遅れのブログで…。

年々花が少なくなっているウチの桜

でも、やっぱり美しい!

踏むのが躊躇われる可憐な雛菊がいっぱいの原っぱ

ご近所の家のサクランボの木と八重桜

ご近所のリンゴの花と、名前を知らない手毬系の花

森も新緑が清々しい

森の奥の我が町のお城。修復中。周りの新しい綺麗な公園はほぼ出来上がった。

参道の並木道に植えられたチューリップ。色が綺麗!

シャクナゲも咲き始めてた。この可愛い草がモネ・ド・パップかしら?

2018年4月4日水曜日

マルヌ河畔で昼食を

3月30日、私Kの誕生日ディナー(といっても午餐ですが)をするためにOと二人でマルヌ河畔のレストラン Le Quincangrogne に行って参りました。
いつもはパリのレストランでディナー(去年は特別にノルマンディー1泊付きディナー)なのですが、今回はパリ郊外の店を選びました。
家から38kmぐらい北東にあるDampmart ダマールという小さな町にある今年ミシュランの星を一つ獲得した新しいホテル・レストランです。
マルヌ河畔というのが魅力的だし、星をとったばかりだから頑張っているでしょうし、ネットで調べた限りでは綺麗な店で美味しそうだし、と期待して出かけました。
前日は快晴で春らしい日和だったのに、当日はあいにく曇り時々雨の情けない天気でしたが、なかなか素敵なお店でお料理も美味しかったのでほぼ満足の誕生日でした。
泊りがけには近過ぎるけれど、お部屋からマルヌ河の景色が眺められてホテルとしても良さそうです。
初夏ぐらいにまた食べに行きたいと思います。

ヴェランダの窓際の良い席が用意されていた。
ガラス越しで食堂内部が映り込んでしまったけれど河の流れが見えて良い景色。
暖かい季節にはテラス席が気持ち良さそう。

シックでモダンなインテリア、明るくて広々とした食堂。

アペリティフの3種のおつまみは全てスプーンでいただくクレームやジュレ。
続くアミューズは熱々のポタージュ(中身が何だったか思い出せない)。

鮪のタルタル、オリエンタル風味。
続いて帆立のポワレ、サツマイモのヴルテ、イカ墨のレース状煎餅添え。
写真に入っていないけれど添えられたスモーク風味のマッシュポテトも美味だった。

ガラス張りの厨房でシェフが調理中。厨房ヴューのお席で食事している客もいた。

焼き加減、塩加減ジャストの鴨肉。添え野菜もファルシされていて美味しかった。
チーズのワゴンもモダンシックでカッコ良い。

デザートは2種のプティ・シュー。多過ぎず、甘過ぎず、完食。
男前なシェフ、フランク・シャルパンティエ氏。

今回はお料理もお酒もお任せコース(四つ足動物のお肉はNGとリクエスト)にしましたが、ちょうど良い感じでした。
もっともこの日の夜は(私は)何も食べられない、飲めない状態でした。
鮑やラングスティーヌや舌平目の料理もあったようなので、次回はその辺も是非食べてみたいと思います。

お店のHPはこちらです。

2018年3月12日月曜日

食卓に花を咲かせましょう

もう三月も三分の一が過ぎました。時の経つのはなんと速いのでしょう!
きょうはいかにも春という暖かさ(今夕方4時半過ぎで17℃もある)で、朝BOKUを連れて『楽しい公園』に散歩に行ったら帰り道ダウンを着てるのがバカみたいに暑かったです。

2月はついにブログ1本のみ…。特に忙しくもなかったはずなのに。
今年はまめにブログを更新すると宣言したのに、有言不実行、やるやる詐欺みたいな私です。
きょうから姉妹社ショップの新着品UPの為の準備作業開始なので、またしばらくブログをサボることになります。
そこで取りあえず、春らしくお花をテーマにした新着のテーブル用品をチラ見せしちゃいます。

公園で失敬してきた早咲きの桜の小枝とウチの庭の沈丁花を食卓用ピックフラーに挿してみました。

1900年頃のエナメル彩の小さなフルーツクップ

Théodore Havilandのコンポート

Baccaratのヴェールドー・セット(水差しセット又はおやすみセット)

クリシーのクリスタルのカップ&ソーサー

ナポレオン三世時代のエナメル彩浅鉢

こんな感じで、三月の新着品は華やかなものが集まりました。乞うご期待!です。