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2019年1月28日月曜日

グランパレとLa Biennale Paris

年末年始と暖かかったパリも1月半ば過ぎから寒くなり、22~23日には雪が降りました。
22日は火曜日で2週間に一度のスーパーAuchanに買い出しに行く日だったのですが、出がけはチラチラ小雪が舞う程度だったのが途中から吹雪のようになり、買物が終わって外に出たら駐車場は真っ白、突然の雪景色を楽しみつつ滑りながら恐る恐る帰宅しました。

今年こそ頻繁に更新すると言った舌の根も乾かぬうちから怠けていたブログを再開します。
毎度古い話で恐縮ですが、今回は去年9月半ばに開催されたグランパレのビエンナーレのリポートです。
ビエンナーレですから本来2年に一度のイヴェントだったのが2017年からは毎年開かれることになったLa Biennale Parisは、世界中から高級アンティーク店、高級ジュエリー店、ギャラリーが出展するコレクター向け超高級フェアーです。
私達庶民もしくは姉妹社レベルが買えるような物は無いことは分かってたけれど、美術館見学のように楽しみと勉強の為に出かけました。
折しもjournées du patrmoine(文化遺産の日)の土曜日、グランパレも無料で入れるとあって、長蛇の列に並ぶハメに。
趣味的な高級品の特殊なフェアーだし、そうそう誰も彼も押し掛けるようなことはないでしょうと高を括っていたのは大間違い、しまった!やめようか?とも思ったのですが最終日で出直すわけにもいかず腹を決めて並びました。
どんなイヴェントなのか知らずに並んでいる人が殆んどって感じでした。

入場制限のためなかなか進まない列に並んでいる間、暇なので。

1900年の万博のパヴィリオンとして建てられたグランパレの外壁にこんな素敵な装飾が施されていたとは知らなかった…

やっと中に入れた。グランパレの象徴的なガラスと鉄の天井。マジックな空間!
1960年頃、建築家ル・コルビュジエがグランパレを壊して新しく美術館を建てることを提案し許可されたが、
彼の死去により計画は中止になったそうだ。
今ではモニュメントとして認定され管理保存されながら、展覧会場として大いに活用されている。
ル・コルビュジエがもっと長生きしていたら、この美しい建物は無くなっていた訳か…。

以下気になったスタンドでの撮影ですが、オレンジ色文字をクリックするとBiennaleのサイトに飛び、スタンドの様子が360°画像で見られます。

貴族の館のように設えられたパリの骨董商のスタンド
時代物の椅子や19世紀の絵画など。

アール・デコから1950年代を扱うフランスの店。
ジョルジュ・シュヴァリエ作バカラの『白鳥』のヴェイユーズが素晴らしい。

アンティークの手帳の見事なコレクション

19世紀から20世紀初頭までの絵画を扱うパリのギャラリー
私の大好きなベルト・モリゾの絵がメインで飾られていた。

Foujitaの版画が展示されたギャラリー田中屋。
他にロートレック、浮世絵など多数の版画を扱っているサン・ジェルマン地区のギャラリー。

オールドバカラや19世紀後半のアンティークのスペシャリストMarc Maison(クリニャンクールに店舗を持っている)のスタンド。
前から欲しくてたまらないバカラの提灯型ランタンがスタンドの四隅に!

上に同じ。

上に同じ。私達にはBiennale中一番興味深かったスタンド。欲しい物だらけ。

これもMarc Maisonのスタンドだったか?記憶が曖昧。

いかにも高級アンティークってオーラを発散していたウィンドウ

美しい絵ばかり集めたスタンド。憧れのPaul Helleuの美人画も。

18世紀フランスの美術品のスペシャリストGalerie Perrinのスタンド。
白磁のシャンデリアが素晴らしい!

18世紀からEmpireまでの時計や調度品の店La Pendulerie

上に同じ。

中国骨董やアメリカ先住民美術専門のベルギーの店。
展示デザインがとても素敵だった。

オーストリアのアールヌーヴォーを中心にティファニーなども扱うウィーンのFlorian Kolhammerのスタンド。とても感じの良いディーラーだった。

上に同じ。Mucha もあった。

18~19世紀の素晴らしい工芸品を集めた店。

とても大きくてゴージャスな物を扱う店。

まだ他にもたくさんスタンドがあったのですが、人で溢れていたし、お腹も空いたし、長時間立ちっぱなしで疲れたので全部は見られませんでした。
世の中にはまだまだ凄いアンティックが無数にあることを改めて実感し、愉しみつつも羨望と劣等感も感じたのでした。

2014年3月10日月曜日

CHATOUの骨董市 2014春

一昨年の秋の市の時に、既にブログで紹介しました『シャトゥ』の春の市に行って参りました。
いつもは朝一で行くのですが、今回は夫の目の治療が入っていたので出遅れ、お宝ゲットのチャンスを逸した感が…。
出展者800軒ぐらいと言われているけど、今回はもっと少ないようでした。外側を一巡しても収穫ゼロ(いつもは外側一巡でカートがほぼ一杯になる)。
ま、でも天気が良いし、とりあえず腹ごしらえをしてから、と生牡蠣の屋台へ。普通はここも席を見つけるのが大変なぐらい混むのに、ガラガラでした。
牡蠣だけでは物足りないので、フォア・グラの屋台でサンドウィッチを作って貰って牡蠣と交互に食すのが私達のいつものパターンです。フォア・グラと牡蠣って意外に合いますよ、どちらも白ワイン(シャルドネ)でいけますし。
この骨董市はもともと『ハムと古鉄の市』と呼ばれ、各地の名産(飲食品)展を兼ねていた伝統が受け継がれて、今もスタンド群のうち2列(1通り)は飲食品の屋台専用なのです。
私達は時々ここでイベリコ・ハムや珍しいカラシなどを買ったりもします。
興奮するほどの掘り出し物を見つけることはできなかったけれど、そこそこ良い買物をして帰りました。

思いっきり晴れた青空の下の屋台通り。

ノルマンディーの超大きい(0番)牡蠣。味が濃厚で6個食べるのがやっと。
(でも、夫がギブアップした分も結局食べたけど…)

巨大なヴェネツィアン・グラスのシャンデリアを売っているスタンド。

ちょっと高めの店が入っている屋根のある通りも何列かある。鹿の頭とか誰が買うのでしょうか?

2014年1月17日金曜日

ルアンの骨董市

今朝は6時頃に家を出て、ルアンの骨董市に行ってきました。
パリは今8時半を過ぎないと夜が明けないので、現地に着くまで真っ暗な上に雨が降っていて運転し辛く、高速道路を走るのはさすがの私も緊張して疲れました。
ルアンの市は年2回3日間EXPO会場で開かれるのですが、私達はいつも前日の朝8時ピッタリに始まる搬入兼業者市に行きます。景気が悪いのかどんどん規模が縮小して、最近は2時間もあれば十分全て見て回って、買うものを買って帰れます。それでも、お宝との出会いはいつ何処であるかも分かりませんから必ず行きます。
で、今日はといえば、持参したお金が半分以上残ってしまいました。ちょっとガッカリです。
眼を引くものが無かった訳ではないのですが、円安ユーロ高なので日本円に換算してみると高過ぎたり、数が半端だったり、小さなキズがあったり…。
天気が悪いのも今ひとつ士気が上がらない原因の一端だったかも知れません。
いいかげん、雨降るのやめて欲しいです。

ウチのBOKUに少し似ている可愛い9歳のフレブル。いつものように強烈なフットライトの傍で暖を取っていた。

可愛い小物ばかり集めたショウケース。

銀器専門のスタンド。まぶしい!

お人形ワールド。一体だけだと怖いけど、みんなでいると怖くない。意外と可愛い。

2012年11月11日日曜日

パリ11区バスティーユの骨董市

一昨日バスティーユの大骨董市に行ってきました。
年2回春と秋に開催され、350軒ほどのスタンドがバスティーユ広場に接したヨットハーバー沿いに所狭しと並びます。
70軒のantiquaires(アンティケール=骨董商)は暖房完備の特設テントの中に広いスタンドを構え、280軒のbrocanteurs
(ブロカンター=古物商)が屋外の半オープンなテントで11日間毎日お店を広げます。
前回はたったの3点しか買えず骨折り損でしたが、今回はまあまあの収穫がありました。きょうは戦利品をチラッとお見せ…するのはやめておきます。何故かと言いますと、目聡い読者さんが何人かいらっしゃいまして、姉妹社ショップに公開する前に目を付けられて狙われてしまったりするのです。下見されなかった方が気の毒ですよね。

アルスナル港と呼ばれるパリ市内唯一のマリーナは、サン・マルタン運河の起点になっており、運河巡りの観光船キャノラマの発着場所でもあります。このマリーナに船を繋いでいるお金持ちは、ここからセーヌ河に出て、海まで下るクルーズを楽しむのでしょうね。
バスティーユ広場の『7月の塔』の天辺にいる天使ジェニー・ド・ラ・バスティーユに見守られた小さな港、傍を通る度に何となく旅情がそそられてパリの私の好きな場所のひとつです。

かもめが舞うアルスナル港。正面に白く見えるのが骨董市のテントの一部。

広場を背にして右側の河岸に並ぶスタンド群。こちら側に比較的良い店が多い。

反対側の河岸。1本ずつトーンが異なる楓の紅葉が綺麗。

年代物の陶磁器を美術館のように説明付きで並べたスタンド。

初日だけれど平日なのでまだ歩ける。土日は縁日のような人出で歩けない。

ノエルのテーブルをディスプレー。特設テント内のスタンドではこんな演出も。

2012年10月29日月曜日

パリ9区の骨董市にて

パリは昨日からまた突然寒くなりました。今朝(6時頃)の気温は3℃ぐらいです。
ウチの子供達は短毛なので寒がりで、暖房の傍で猫のように丸くなっております。私達も当然ダウンジャケットです。
昨日は寒空の下、パリ9区の路上で開かれた骨董市に行ってきました。90軒ほどの小さな市で、90%は駄物ばかりでしたが、10%は私達の足を止めるに足るスタンドがあり、少しですが買物ができました。
モンマルトルの丘に向かってゆるい登り坂になっており、時折り白亜のサクレ・クール寺院の屋根が見え隠れするRue des Martyresという縁起の悪い名前のこの細い坂道は、初めて行きましたが、とても魅力的な所です。
美味しそうな食材を売っている店や、綺麗なお菓子屋、洒落たレストランやカフェなど一々立ち止まりたくなる店が軒並みなのです。
食いしん坊の私達には、買って帰りたい物だらけでしたが、既に両手は骨董市で買った物で塞がっており、もうそんなに持てないという状況。それでも、エピスリーでイカ墨入りのパスタ、イベリコハムのベジョータ、小さなソシソン・セック、ガトーフロマージュなどを買い、八百屋でジロル茸やクレマンティーヌ、ルビーのように真っ赤なミニ・トマトを買い、更にシュークリーム専門店で12種のプティ・シューまで買い込んだのでした。
モンマルトルの丘の麓界隈は昔からの歓楽街で、夜の街というイメージがあり、あまり足を向けることもなかったのですが、こんな素敵な所があったとは!
後で知ったのですが、このマルティール通りはグルメ通りとして今パリで最も注目を浴びているスポットの一つなのだそうです。
結局、骨董よりも食べ物を多く買付けて帰ってきました。何をやっているんだか…。でも、気になる町です。また行かなくては。

サクレ・クールが見える所で撮りたかったのに…

一見何かありそうで何も無いスタンドばかり

おしゃれなウィンドウディスプレー(上)に惹かれて入ったシュー専門店
Popeliniの店内にはパステルカラーのプティ・シューがズラリ(下)
お店のトーンとコーディネートしたスタイルのおねえさん

Popeliniポペリーニはマレ地区に最初のお店があるシュークリーム専門店で、この第2店は出来たばかりの模様。マカロンはあまり好きではないけれど、シューは大好きなので嬉しくなって12個詰めてもらいました。箱やバッグもお店同様に可愛くて、箱には小さな字で『私共のシューは全て愛を込めて仕上げられております。どうぞ同じように(愛を込めて)お召し上がりください。』と書いてありました。因みにポペリーニはイタリア出身のパティシエの名で、フランス王室に嫁いだメディチ家のカトリーヌに仕えるためフランスに来て、1540年にシュー皮を発明した人とのことです。まだ全部味見をしてはおりませんが、クリームは濃厚、皮はしっとりと重く、小ぶりなのにしっかりと充実しており、ちょっと愛が入り過ぎたかなって感じ。


この日の主な収穫。珍しくガラスより陶磁器がメインでした。

きょうから冬時間です。今朝、6時だと思ったのは7時だったのです。最近朝8時半過ぎないと日が昇らないのに、7時半でもう明るい?まさか、と思ってハタと気付きました。日本との時差が8時間に戻りました。

2012年9月28日金曜日

CHATOUの骨董市

 
コンピュータ相手の仕事をし過ぎたせいか、ここ数日ブログの更新を怠けてしまいました。
昨日はパリ郊外CHATOUシャトゥで年2回10日間にわたって開かれる大骨董市に行って参りました。

セーヌ河の中州ILE DE CHATOU(シャトゥ島)内の8.5ヘクタールの土地に800軒ほどのバラック状のスタンドが並ぶこの骨董市は、フランスでは最大級で外国からも大勢の人が骨董探しにやって来ます。
日本からのバイヤーさんも年々増えているようです。
私達も開催前日の業者市には毎回欠かさず行くのですが、朝8時からなので絶対に渋滞にハマるし、駐車スペースを見つけるのは大変だし、雨が降るとドロドロ、降らないと埃まみれにはなるしで、なかなか重労働なのです。そんな思いをして行って、小さな石油ランプ1個しか買えず、フォアグラのサンドイッチとシャンパンでお昼を食べ、
イベリコハムを買って帰るというトホホな時もままあります。
今回は時々にわか雨に降られはしましたが結構な収穫があり、持参した現金をすべて使い果たして凱旋してまいりました。
 
曇り空の下、こういったバラックが何何列も連なる屋外の会場をゴロゴロとショッピングカートを引きながら歩く。

こんな大物を持っている業者も何軒かいる。
私達のもう一つの楽しみは、業者が連れて来ているワンちゃん達に会えること。

スタンド内に集ってアペリティフを楽しむ業者達。
マイセンのフィギュアを所狭しと並べたD&V(下のカップル)のショウケース。
仲良しカップルDaniel et Vincentのスタンドはいつも美しい物が充満している。
陶磁器のスペシャリストだけれどD&Vはガラス器も綺麗なものを集めている。