2012年10月29日月曜日

パリ9区の骨董市にて

パリは昨日からまた突然寒くなりました。今朝(6時頃)の気温は3℃ぐらいです。
ウチの子供達は短毛なので寒がりで、暖房の傍で猫のように丸くなっております。私達も当然ダウンジャケットです。
昨日は寒空の下、パリ9区の路上で開かれた骨董市に行ってきました。90軒ほどの小さな市で、90%は駄物ばかりでしたが、10%は私達の足を止めるに足るスタンドがあり、少しですが買物ができました。
モンマルトルの丘に向かってゆるい登り坂になっており、時折り白亜のサクレ・クール寺院の屋根が見え隠れするRue des Martyresという縁起の悪い名前のこの細い坂道は、初めて行きましたが、とても魅力的な所です。
美味しそうな食材を売っている店や、綺麗なお菓子屋、洒落たレストランやカフェなど一々立ち止まりたくなる店が軒並みなのです。
食いしん坊の私達には、買って帰りたい物だらけでしたが、既に両手は骨董市で買った物で塞がっており、もうそんなに持てないという状況。それでも、エピスリーでイカ墨入りのパスタ、イベリコハムのベジョータ、小さなソシソン・セック、ガトーフロマージュなどを買い、八百屋でジロル茸やクレマンティーヌ、ルビーのように真っ赤なミニ・トマトを買い、更にシュークリーム専門店で12種のプティ・シューまで買い込んだのでした。
モンマルトルの丘の麓界隈は昔からの歓楽街で、夜の街というイメージがあり、あまり足を向けることもなかったのですが、こんな素敵な所があったとは!
後で知ったのですが、このマルティール通りはグルメ通りとして今パリで最も注目を浴びているスポットの一つなのだそうです。
結局、骨董よりも食べ物を多く買付けて帰ってきました。何をやっているんだか…。でも、気になる町です。また行かなくては。

サクレ・クールが見える所で撮りたかったのに…

一見何かありそうで何も無いスタンドばかり

おしゃれなウィンドウディスプレー(上)に惹かれて入ったシュー専門店
Popeliniの店内にはパステルカラーのプティ・シューがズラリ(下)
お店のトーンとコーディネートしたスタイルのおねえさん

Popeliniポペリーニはマレ地区に最初のお店があるシュークリーム専門店で、この第2店は出来たばかりの模様。マカロンはあまり好きではないけれど、シューは大好きなので嬉しくなって12個詰めてもらいました。箱やバッグもお店同様に可愛くて、箱には小さな字で『私共のシューは全て愛を込めて仕上げられております。どうぞ同じように(愛を込めて)お召し上がりください。』と書いてありました。因みにポペリーニはイタリア出身のパティシエの名で、フランス王室に嫁いだメディチ家のカトリーヌに仕えるためフランスに来て、1540年にシュー皮を発明した人とのことです。まだ全部味見をしてはおりませんが、クリームは濃厚、皮はしっとりと重く、小ぶりなのにしっかりと充実しており、ちょっと愛が入り過ぎたかなって感じ。


この日の主な収穫。珍しくガラスより陶磁器がメインでした。

きょうから冬時間です。今朝、6時だと思ったのは7時だったのです。最近朝8時半過ぎないと日が昇らないのに、7時半でもう明るい?まさか、と思ってハタと気付きました。日本との時差が8時間に戻りました。

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