町の教会と郵便局の間のささやかな花壇に、アブティロンの花を見つけたのです。
初めて見たはずなのに、何故アブティロンだとすぐに分かったかというと、ウチのGALLEのランプシェードにそっくりだった
からなのです。ほぼ下向きに咲いたその小さな花々は、ふっくらと可憐で、風に揺られて鈴のような音を立てて…
いる筈はないのですが聞こえたような気がしました。
きっとアブティロンにも色々種類があって、大きさや色の違う花もあるのだろうし、GALLEが見ていたのはこんな小さな花では
なかったかも知れないけれど、何だか嬉しくなりました。
「カメラ持ってたら良かった」「また撮りに来ればいいじゃない」などど話して家に帰ったのですが、しばらくしてから夫が
「これ忘れてた」とポケットから少し潰れて皺が寄ったアブティロンの花を一厘出して私の机に置くのです。いつの間に失敬したのやら…悪いヤツ、と思いましたがせっかくなので写真を撮ってから小さなグラスに水を入れて挿しました。
右下はいつも机の上にいる身長10cmぐらいのエンゼル(の温度計) |
GALLEランプ http://www.antique-shimaisha.com/product/88 |
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