8月半ばを過ぎるとめっきり涼しくなるのは例年のこととはいえ、寒過ぎます。
今朝など10℃ですよ~。夜もお風呂場にヒーターを入れないとシャワーできません。
約1ヶ月もブログをさぼってしまいました。(読者の皆様、ごめんなさい!)
この空白期間中の私的トピックスBEST3に楽々エントリーのイヴェント、待望のミュゼ・ラリック見学記を公開いたします。
捨て難い写真がいっぱいあり過ぎ、1回のブログに収まりきれないので何回かに分けてUPします。
ドイツ国境に程近い東フランスはアルザス地方の森の中にある小さな村、Wingen-sur-Moder ヴィンゲン・シュル・モデールに2011年の夏にオープンしたフランス初のラリック美術館。
ずっと行きたかったのですが、2010年にプティ・ヴァカンスで訪れたばかりの地域だっただけに行きそびれていたのです。
先週、ようやく念願叶って行って参りました。
時々土砂降りの雨に見舞われながら、自宅から車で直行(休憩を入れて約4時間15分)し、やっと到着したミュゼ・ラリックの正面入口。こじんまりとして田舎家風。フーン、いいね。
ちょうど昼時、強行軍だったので一休みを兼ねてまずはミュゼの隣に併設されているレストランで昼食を取ることに。小洒落たモダンなしつらえの、これまた田舎家風のビストロ。生地ビールとキッシュ・ロレーヌ他で軽食、の筈が何故かお腹いっぱいに。昼に二人でビール1リットルはちと飲み過ぎだったか・・・。天気が良い日はテラスが気持ち良さそう。結構美味しかったし。また凄い雨が降ってきてミュゼの入口まで走る破目に。
ブティックを兼ねたエントランス・ホールに巨大なシャンデリアが。1951年の国際ガラス工芸展に出品したルネの息子マルクの作品。ガラス張りの回廊を外庭や中庭を眺めながら進むと、ルネ小父さんが花瓶をチェックしている大きな写真が奥に見えてきた。
ルネ・ラリックの写真に続いて簡単な年譜が通路に掲載されている。それぞれの時代の象徴的な作品の写真入りで素敵なレイアウトだ。
最初の展示室は宝飾品。アールヌーヴォー時代のラリックのビジューの数々。ため息が出るほど美しい珠玉の作品群!ファンタスティック!メルヴェイユー!マニフィック!すっかりラリックの魔法にかかってしまった気分。ガラスケース越しに見える庭を背景にしたレイアウトは、植物的なアールヌーヴォー作品に適していて面白い。
ラリックに失礼だけれど、スペースをけちって一つ一つ撮った写真をコラージュしました。クリックして拡大してご覧下さい。本物はもっともっと素敵なのですが、ガラス越しの撮影でしかも安物のカメラなのであまり良く撮れず、残念。
この頃からラリックはガラスをビジューに使っていた。あらゆる素材と技法を自由自在に駆使し、美を創造した天才ルネ・ラリックの濃密な世界に酔い痴れる。
1900年の万国博覧会に出展したラリック宝飾店のスタンドの写真の前に、スタンドに使われたフェンスの一部であるブロンズのモティーフが展示されている。
きょうはここまでです。続きはまた次回をお楽しみに!
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