2014年8月25日月曜日

ラリック美術館@アルザス探訪記 その3

ラリック・ワールドまだまだ続きます。

パリ近郊のガラス工場が手狭になったため、ルネ・ラリックは1922年にこの地Wingen-sur-Moderに第二工場(当時はLa Verrerie d'Alsace アルザスガラス工場と呼んだ)を開きました。
戦争で中断したものの戦後また再開し、以来窯の火は絶えることなく、今もこの工場からラリックのガラス製品が生み出され続けています。
アルザス工場が稼動し始めた初期には、主にテーブルウェアがここで生産されたそうです。因みにラリック作品にVDAのモノグラムのサインが見られるものがありますが、これはVERRERIE D’ALSACEを表し、1923年頃まで使われました。

テーブルウェアはAntique 姉妹社にとって最も関わりの多いラリック作品(といっても高いので、扱いは微々たるものですが)であり、私自身テーブルウェア好きでもあるので、つい写真をたくさんピックアップしてしまいました。

Schlumbergerグラスとキャラフ1924-1925(左2点) Sainte-Odile シリーズ1921-1927

Sainte-Odile立像1929 Sainte-Odileキャラフ1927 グラス1921 灰皿1922  ボトル1922 

Wingen1926  ご当地 ヴィンゲンと名付けられたモデルでコーナーの代表作扱いされている。

Marienthal皿1927 Chinonグラス1930   Nippon皿1931 グラス1930

Caravelle 巨大(幅約70cm高さ約60cm)なセンターピース1938  英国王ジョージ6世と王妃エリザベスのパリ公式訪問の際にパリ市からの贈物として受注制作された。帆船はパリの紋章のモティーフ。

Thann グラス1924(左手前)
Mouettes(かもめ)皿・グラス1938 上記センターピースとセットでパリ市からの受注により制作

Chasse, Chiens 皿1914 グラス1921

Tournon1928  Vernon1928  Perruches1931

Sirène1920     Volubilis1921

花瓶は詳細不詳 耳つきクップ Fougères 1921

耳付きクップ Mures 1921

グラス Epis de blé1905 Quatre grenouilles1912 Vigne1912 
キャラフ Marguerites1920 Satyre1923

Sirènes et grenouilles1911 Deux danseuses1912  Masques1913 Six têtes1914

Strasbourg1926


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