寒くなりました! 今朝などダウンに手袋、マフラーという冬のいでたちで子供達の散歩に行きました。
庭の柚子が黄色く大きくなってきて、そろそろ収穫しないといけないのですが、なんだか小忙しくて焦り気味なこのごろです。
さて、予定より大幅に長引いておりますバカラ展のリポート、漸くこれが最終回になります。
ほぼ展覧会の順路に沿ってつまり時代の流れに沿ってご紹介してまいりましたが、最終回は待望のアール・デコ時代です。
1925年にパリで開催されたアール・デコ博-装飾美術(アール・デコラティフ)と近代産業美術万国博覧会ーの
Baccarat-Christofle館の中央に吊るされた156灯、高さ2.8mの大シャンデリア『噴水』。
共に出品されたグラスセット『噴水』。いずれもジョルジュ・シュヴァリエの作品。
同じく1925年アール・デコ博出品作品群。香水メーカー各社の為の香水壜(展示用ケースもデコっぽく素敵)。
ジョルジュ・シュヴァリエ作大鉢(これを買い損ねた苦い思い出あります)。金属台付き魚型(?)花瓶。
ジョルジュ・シュヴァリエ作品群。色被せ、カットの酒器1931年。アイスペール『お昼寝』1929年。
ニースの(当時の)有名ホテルの名を冠した酒器『アトランティック』1930年。
ニースの(当時の)有名ホテルの名を冠した酒器『アトランティック』1930年。
シュヴァリエ作品が続きます。左は『ジョゼフィン・ベイカー』と呼ばれる角皿。
1931年作だが1947年にJosephineがJo Bouillonと結婚した時に注文され、JJのイニシャルが入っている。
右はインドールのマハラジャから注文された金属のホルダー付きグラスセット『パレゾン』1931年。
シュヴァリエ作品群。ペンダント1932年。カンヌのパラスホテルの名を冠したグラスセット『マジェスティック』1930年。
1937年パリ万博出品のグラスセット。
1937年パリ万博出品のシュヴァリエ作グラスセット。左から『n°23』、『レクザンスカ』、『アヴィラ』。
上から続いて、『オレル・ド・パラディーヌ』。
これらのグラスはクリスタル・ムスリーヌ(モスリン)と呼ばれる極薄で軽いタイプ。1930年代に特に好まれた。
展覧会のフィナーレを飾るシャンデリアの部屋。7台(多分)のゴージャスなシャンデリアが1台ずつ順番にゆっくりと明るく灯る趣向。まるで『王宮の花火』を観るようだった!
豪華絢爛!圧倒される美しさ
光がクレッシェンドしたり、ディミニュエンドしたり… まるで灯りが音楽を奏でているよう
これらのシャンデリアの昔のデザイン画。
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