今年は柚子が630個ほど生り、3日がかりで主人が傷だらけになりながら収穫し、私は皮を剥き、果汁を絞って、それぞれ小袋詰めにして冷凍するという内職作業をし過ぎて、主人は足腰、私は手や肩が凝ってしまいました。
もう2週間も経ってしまいましたが、11月20日のボージョレ・ヌーヴォー解禁日、私達はノルマンディーの親戚(子供達の)と贔屓のレストランに初採りの庭の柚子を届けに行きました。
相手方は既に忘れていたかも知れないのですが、去年の9月に訪れた時、来年柚子が生ったら持ってきてあげると言った約束を果す為に、律儀にもわざわざ出かけて行ったという訳です。
というのは半分口実で、またあのレストランのラングスティーヌとオマール入りフォアグラが食べたいというのが実は本音だったかも知れません。
ボージョレは、お昼に親戚の人達といっしょに中華料理店で初飲みしました。ピノ・ノワール好きの私は、ガメイ種の葡萄で作られるボージョレのワインは本来あまり好みではないのですが、ヌーヴォー解禁は一種のお祭り、年中行事として毎年楽しみます。
肝心のLe Bec au Cauchoisでのディナーは、去年の夏にあまりの美味しさに感動し、「あの味をもう一度」と期待していた料理が現在のメニューに無く、ちょっと失望しました。
季節によってメニューを変えるのは当然であり、むしろ褒めるべきことなのでしょうが、ラングスティーヌは仕方ないとしても、せめてオマール入りフォアグラはスペシャリテとして常にメニューに入れるべきでした。
ハード・リピーターとして数え切れないほど行っているFECAMPの町と、去年ブログにもしっかり記録したVALMONTのオーベルジュなので、今回はお料理の写真しか撮ってきませんでしたが、秋色に染まった景色を眺めながらの晩秋の一泊旅行はなかなか良かったです。
レセプションの暖炉の前でノートPCしながらアペリティフ。追分団子みたいなおつまみが楽しい。
アミューズは底に砂肝のコンフィが沈めてあるポテトのヴルテ。歯ざわりの良い何かのチップスが浮かしてある。
帆立貝とトリュフのカルパッチョ(下に帆立のタルタルが隠されている)ビーツのアイスクリーム添え。
サンピエール(的鯛)のフィレ、キャヴィアとシトロン・キャヴィア載せ。アンディーヴのスープ煮添え。
ジビエが苦手なのでメインの鹿肉をラングスティーヌのハサミの身のラヴィオリに替えてもらった。
ティーポットに入れた熱々のカカオ風味のブイヨンをかけてくれる。
青林檎の冷たいデザート。栗と栗カボチャのデザート。
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