2016年4月23日土曜日

八重桜ほぼ満開

4月20日(一昨日)の我家の桜の開花状況です。
毎年、同じような写真を掲載しておりますが、一応記録まで。
去年の同じ日の記録によると、この年開花が遅かったとのことでしたが、今年も同じぐらいです。
だいぶ樹が老衰してきたようで、枯れていて花の咲かない枝が増えています。

それでも、家が桜に隠れて見えないぐらいには今年も咲いた。

芝生刈りたての広場から見た桜。ついでに撮った広場から家に帰る途中のボク。

2016年4月16日土曜日

梨の花が咲き、桜も咲いて、鴨が来て...

私達の最愛の娘、Bettyが亡くなって今日で一月が経ちました。
…まだ駄目です、 もう涙が溢れてきてしまいました。

畑の梨の木に花が咲いてます。
庭の八重桜も咲き始めました。

昨日、Bokuの夕方の散歩に出ようとしたら、家の前の広場の端になんと鴨のカップルが蹲っておりました。
『あれっ!鴨がいる~』と思わず発した私の声に驚いて立ち上がり、ゆっくりと広場の中心に向かって歩き出しました。
私達が広場を回る間も、飛び立つでもなく、並んで散歩しながら奥さんの方はしきりと地面をつついて食べ物を探しているようでした。
池も無いのに、何故こんな所に来たのでしょう?
前代未聞とばかりに家からカメラを取ってきて、写真を撮らせてもらいました。

この梨の木の下をBettyが時々掘っては私に叱られてた…

まだ三分咲きってところかな

相変わらず重たげなウチの桜

もしかしたら夕方一瞬豪雨が降った時にこの辺りを飛行中で、緊急着陸したのカモ?

2016年3月11日金曜日

アール・ヌーヴォーの街ナンシーにて

もう3週間も前のことですが、所用あってNancyに行ってきました。
Bettyが抗癌剤治療で一泊入院する日だったので、Bokuだけ連れての一泊旅行でした。
Nancyのオークションハウスにlive(ネット)で落札した品物を取りに行くのが目的で、TGVで日帰りも考えたけれど、結局車で泊りがけで行くことに。
勿論品物を送って貰うこともできるのですが、以前壊れそうもない物ばかりを送ってもらったのに殆ど壊れて届いた苦い経験をしているので、往復700km以上もあるのに出向いたという訳です。

Nancyはナンシー派アール・ヌーヴォー発祥の地だけに、今でもアール・ヌーヴォー関連の品がよく競売にかかり、10年ほど前にも泊りがけでオークションに出かけ、多数落札したことがありました。
当時はネットでlive参戦なんて未だ無かったので、遠隔参戦は電話か書面での事前入札しかなかったのです。
遠いし、送らせるのは危ないし、というのでこの頃はNancyの競売は無視することにしていたのですが、今回ばかりは魔がさしてウッカリ入札してしまい、どうせ取れないと思ったらスンナリ落ちてしまい、どうしよう!と指を噛んだのでした。

雨が降らなかったのがせめてもの曇り空で寒い日でした。
病院に預けてきたBettyのことも気にかかるし、11年ぶりのNancyの街を歩いても今一つ興が乗らなかったのですが、私の気分は別として、客観的に見てナンシーは美しい古都であると再認識しました。
今回で6回目の訪問になり、ナンシー派美術館も4回ぐらい見ているので、時間の余裕も無かったしBokuもいるので今回は諦めました。
ナンシー市立美術館のDaumコレクションをもう一度見たかった…。それだけが心残りです。

ユネスコの世界遺産に指定されているスタニスラス広場(1755年完成)の一画。右奥の建物はオペラ座。

上の写真左側のCaféで一休み。窓際の席からテラス越しに見た世界で最も美しい広場(の一つ)。

広場の二隅にある有名なグリルと、フォンテーヌ(こちらはポセイドン)。

もう一方のグリルとフォンテーヌ。こちらはアンフィトリテ(ポセイドンの妻)。

散策に疲れ、ホテルへ戻る。カテドラル(右)の隣に引っ付いた館がホテル・デ・プレラ。

17世紀の建物だけに古めかしく床がミシミシ、可愛らしい天蓋付きベッド。
安いけれど趣味も設備も場所も良く、快適なホテルだった。

親切でやり手のレセプションのお姉さんが予約してくれたブラッスリー・フロー・エクセルシオール。
駅前にある1910年創業の有名なアール・ヌーヴォーのレストラン。今はFloチェーンが経営。

40年近く前、最初にナンシーを訪れた時には荒れ果てて残念な駅前カフェになり果てていた。
Floはそんな歴史的価値がありながら落ちぶれかけた店を次々買収して良く復興させている。

ホテルのお姉さんから渡された予約カードを出すとミラベル入りのシャンパンフリュートがオファーされた。
プラトー・ド・フリュイ・ド・メール(海の幸の盛り合わせ)とSaint-Aubinの白で軽い夕食、の筈が
欲張って魚のシュークルート(半分ずつ)とデザート(ソルベ)という蛇足が…。野暮ですねぇ。

帰りに通ったスタニスラス広場。夜景もなかなか。でも、私のカメラ、夜景はダメみたい。

広場からホテルの隣のカテドラルを望む。寒い中けっこう歩き、ホテルにたどり着く。

よく晴れた翌朝、朝陽の当たるタニスラス広場。左側に修復工事中の市庁舎。
黒っぽい銅像がスタニスラス(旧ポーランド王にして、ロレーヌ候、ルイ15世の義父)像。
右の建物はナンシー市立美術館。ここにDaumのコレクションがある。

朝陽を浴びて輝くグリル。右はArc Héré(エレ門)。エレはスタニスラス広場を設計した建築家。

鍛鉄に金箔で装飾した美しいグリル。ジャン・ラムールの傑作。ロココ芸術の粋といわれている。
私にはむしろナポレオン三世風に見えるけれど。

2016年2月15日月曜日

Saint Valentin 2016 聖ヴァレンタイン・デーの午餐

なんと、6週間もカフェを休んでしまいました。
Bokuの指1本切断手術、Bettyの抗癌剤治療など動物病院通いや日々のケアに明け暮れて、時間と心の余裕を失っておりました。
術後の治りが悪かったBokuの創も癒え、Bettyの闘病生活への覚悟も決めたので、何とか気持ちが落ち着きました。

昨日は2月14日、いわゆるヴァレンタイン・デー。
フランスでは愛の日、恋人の日ということでカップルは贈物をし合ったり、レストランでロマンティック・ディナーを楽しんだりします。
女性から男性へ愛の告白とか、チョコレートを贈るなどという習慣は無く、プレゼントは香水、下着、アクセサリー等どちらかといえば直接身に着ける親密な物が選ばれるようです。
さすが美食の国だけに、レストランはこぞって特別メニューを用意し、この日は予約でいっぱいになります。

Oと私のカップルはもうラブラブなんてとんでもない兄妹のような間柄ですが、近所のお気に入りレストラン『ラ・ブルゴーニュ』のスペシャルメニューに惹かれて食事に参りました。思えば初めてかも知れません、この日にレストランにでかけたのは。
きっと若いカップルばかりで私達なんて場違いな客なのでは?と思いきや、ランチだったせいか半数以上が中高年カップルで、気恥ずかしい思いをせずに済みました。
普段は日曜は定休日なのですが、前夜のディナーと特別営業の当日のランチをスペシャルメニューのみで予約を受け付け、どちらも満席とのことでした。
去年の11月に庭の柚子を持っていってあげて以来の久々のブルゴーニュの食事は、相変わらず内容も然る事ながらとても気分の良いもので満足しました。

ハートだらけに可愛く趣向を凝らしたテーブルセッティング。
なみなみと注いでくれたメニューに付いているアペリティフのシャンパン(Ruinart)。

本日はちょっと気張ってまずはシャサーニュ・モンラシェ・プルミエ・クリュの白。

アミューズはポテトのクレープの上に金色の卵のコンフィ、カルヴィシウスのキャヴィア添え。

リ・ド・ヴォーと黒トリュフ入り鴨のフォアグラ。手前のブリオッシュ(写真大き過ぎ)に一工夫欲しかった。

シブレット入りブランマンジェ、帆立貝とオマールのマリネ載せ。ヴァニラとライムのヴィネグレット・ソース。
黒い物は多分イカ墨入りチップス。ボンボンのような包みはパセリ入りバター。 

スズキのフィレ、蜂蜜とサフラン風味サバイヨン。カボチャのロティとほうれん草添え。

低温で調理した仔牛のフォンダン。トリュフ入りポテトグラタン添え。
肉を食べない私達が敢えて試食した仔牛は意外に軽くて美味しかった。
ソースもグラタンも美味、この皿用に頼んだメヌトゥ・サロンの軽い赤ワインと良く合う。

本日のと力作特製デザート、ヴァニラ味のクッションに載った森の苺風味の赤いハート(ムース)。
香りが良く甘過ぎず頗る美味。たくさん料理をいただいた後なのにペロッといけてしまった。

いつもはピンクと薄緑の薔薇の花を1本お土産にくれるのだが、この日は特別にハート型のポケット・ウォーマー。
手作りのメニューも持ち帰った。これだけの内容で80ユーロ(アペリティフ以外の飲物別)という安さ。
ありがとう、ラ・ブルゴーニュ!

2016年1月3日日曜日

2016年元旦の朝の食卓 猿のカード色々(おまけ)

きょうは1月2日。改めまして、謹賀新年でございます。読者の皆様のご多幸とご健康をお祈りいたします。
今年もCafé 姉妹社およびAntique 姉妹社をお見捨てなきよう、どうぞよろしくお願い申し上げます。

この絵はシャンティイー城の中のLa Petite Singerieと呼ばれる1室丸ごと猿をテーマにした絵画で装飾された部屋の壁のパネルの部分。(因みにLa Grande Singerieと呼ばれるもっと大きな猿絵部屋もある)
1737年にクリストフ・ユエという画家によって描かれたものだが、長い間アントワーヌ・ヴァトーの作品と見做されていたそうだ。
わたしが勝手に額縁で四角く囲ったけれど本当はもっと細長い絵でルイ15世風な金の縁取りがある。

上のと同じシリーズでこんな可愛いのもある。最初こちらを年賀状用に作りかけたが途中で放棄。

こちらは昔のクリスマスカード。手が人間の手って、どうなんだろう?猫ならぬ猿被った人間?

こんなのも見つけた。とても古い絵で骨董屋っぽくていいかなとも思ったけれど猿がコワいし、シュールなので没。

これも洒落ているけれど、シッポがちょっとねぇ…

猿の絵はこれぐらいにしておいて、いよいよお待ちかね元旦の朝の食卓2016年版でございます。
去年のお正月のブログを読み返したら、なんと私ともあろうものが元日はダウンしていて、食卓の写真どころではなかったのですね。
今年はパリの日本レストラン製お節を買おうかという話も出たのですが、高いのでやめて家でナンチャッテお節を準備しました。

主役はなんといっても日本のお客様方から頂いたお酒。

盛り付けのレイアウトが垢ぬけない家庭版お節。自慢は古バカラの器。
ブルターニュから取り寄せた鮑のお造りがコリコリして海の香りがいっぱいで最高!
色が悪いけれど美味しくできた栗きんとん(サツマイモ入り)、田造り、数の子が私の作品。
黒豆、紅白蒲鉾、キャヴィア以外はOの作品。お箸は津軽塗、箸置きはVal St-Lambert。

どれも美味しく食べられました。何もかも日本酒にピッタリというか、他の飲物には合いにくい物ばかりですね、お正月の食べ物は。
『美味しんぼ』じゃないけれど、よくぞ日本人に生まれけり、と実感したお節ブランチでした。

2016年1月2日土曜日

NOËL @ HONFLEUR オンフルールでノエル -ホテル編-

あけましておめでとうございます。
今年こそ、どうか良い年でありますようにと切に願う2016年の元旦です。

去年のノエルの話が終わらないうちに、年が明けてしまいました。相変わらず愚図な私です。
愚図な上にそそっかしく、新年早々大失敗をやらかして元日の朝から少々落ち込んでおります。
おまけに年の暮れからの心配事も持ち越していて気が晴れず、雨まではいきませんが曇っており、きょうの空模様といっしょです。
とはいうものの、2時間ぐらいかけて元旦のお節ブランチはしっかりいただきました。
この食い意地だけは何物にも妨げられないのですね、我ながら感心します。
この件の詳細は次回のブログにリポートすることにして、とにかくノエルの報告を終わらせましょう。

ホテルの庭は小さいながらもとても良く造園され、管理されていて美しい。
レンガ色の建物がレストランのある母屋。

右側の馬小屋風の建物の2階に私達のスイートがある。

Auberge de la Source(泉のオーベルジュ)というホテルだけに、澄んだきれいな水が湧く池があり、
鱒がたくさん泳いでいる。鱒を観察中のベティー。

母屋のサロンでシャンパンとお菓子が出された後、お部屋に案内された。
予想より広く、三方に窓がたくさんあり、山小屋風な作りがいい感じ。

子供部屋(小サロン)と寝室の間にバスルームやトイレがある。

BBの部屋にも2方に窓があり、それぞれ額入りの絵のような眺め。
いつもの持参の毛布でベッドを作ってあげるのを待ちかねて載り、すぐにお昼寝を決め込む。

控えめにノエルの装飾をしたレストランのエントランス。趣味が良い。

特に飾りの無いシンプルなダイニングルーム。大きな暖炉に火が燃えていて暖かい。
綺麗なリボンを巻かれた本日のメニュー。とりあえずシャンパンで乾杯する。

カキとクレソンのウォッカ風味ジュレー寄せ、葱とリンゴ添え。感心しない。
マクヴァン風味の鴨のフォアグラ、イチジクのジャムとクルミ添え。きついけど美味。

帆立の串焼き、葡萄、ゴマ、パイナップル、ヤギのチーズ、ゴボウのチップス添え。
箸休め。リンゴとライムのソルベ、パッション、マンダリン、カルヴァドスのジュレー添え。

地鶏のファルシ、セップ茸、鴨のベーコンなどが詰めてある。モルトーソーセージとトリュフオイルのソース。
この後焼いたキャマンベールのサラダ添え(イケてました)が出たが写真撮り忘れ。
デザートはアントルメ風ビュッシュ、ニュテラのアイスクリーム添え。ビュッシュはこってり過ぎて無理。

照明のせいでお料理の色が良く撮れてませんが、いずれにしてもあまり美しくも美味しくもありませんでした。
コテコテのノエル料理ではなかったけれどやはり重く、食材に凝ったわりには効果が無く、野暮ったいメニューでした。
お値段から推し量ってさほど期待もしていなかったので頭に来るほどガッカリもしませんでしたが、この値段でもしかして美味しかったらめっけ物、と卑しくも思ったのはハズレました。

朝食は8時30分からなんて遅いねと言いながら5分前に行ってみると、一番乗りでまだ準備中だった。
私達は早く引き上げたけれど、皆さん遅くまでやってたようだ。昨夜人がたくさんいて撮れなかったダイニングの写真を撮る。

同じダイニングにビュッフェの用意がしてあり、網のクロッシュがかかったハム類、チーズ類は頗る上等。
焼きたてのパンが数種、クロワッサン類、卵、出来立てのバター、自家製ジャムや果物のコンポート、
しぼり立てのジュース等々全て上質で美味しい物でした。
昨夜のディナーより断然美味しく上等な朝食でこのホテルのポイントはグンとUPしたのでした。
美しい環境、シャビーシックなお部屋、サーヴィスも悪くなかったし、安いし、また行ってもいいかなという所でした。
25日の朝はラリックが内装したシャペル(80kmぐらい先)に行きたかったのだけれど、
午前中はミサがあるので見学できないとのことで諦め、近くのTrouville、Deauvilleに寄り道することに。
Trouvilleの港の魚貝屋でウニ、ラングスティーヌ、帆立貝などを買い、Deauvilleの街を少し散歩してから帰宅。
出かける直前にBBの病気が発覚したことで気分が重かったわりには、まあまあのノエルでした。

ドーヴィル側からドック越しに見たトゥルヴィルの街。

ドーヴィルのカジノ(左)と有名なノルマンディ・ホテルの一部(右)。

カジノの傍の高級ブティック街。ノエルで閉まっているし(開いていても入らないけど)、
雨も本格的に降り出したので早々に引き上げる。ドーヴィルはやっぱりお洒落な街だ。

Auberge de la SourceのHPはこちらから。