2016年1月2日土曜日

NOËL @ HONFLEUR オンフルールでノエル -ホテル編-

あけましておめでとうございます。
今年こそ、どうか良い年でありますようにと切に願う2016年の元旦です。

去年のノエルの話が終わらないうちに、年が明けてしまいました。相変わらず愚図な私です。
愚図な上にそそっかしく、新年早々大失敗をやらかして元日の朝から少々落ち込んでおります。
おまけに年の暮れからの心配事も持ち越していて気が晴れず、雨まではいきませんが曇っており、きょうの空模様といっしょです。
とはいうものの、2時間ぐらいかけて元旦のお節ブランチはしっかりいただきました。
この食い意地だけは何物にも妨げられないのですね、我ながら感心します。
この件の詳細は次回のブログにリポートすることにして、とにかくノエルの報告を終わらせましょう。

ホテルの庭は小さいながらもとても良く造園され、管理されていて美しい。
レンガ色の建物がレストランのある母屋。

右側の馬小屋風の建物の2階に私達のスイートがある。

Auberge de la Source(泉のオーベルジュ)というホテルだけに、澄んだきれいな水が湧く池があり、
鱒がたくさん泳いでいる。鱒を観察中のベティー。

母屋のサロンでシャンパンとお菓子が出された後、お部屋に案内された。
予想より広く、三方に窓がたくさんあり、山小屋風な作りがいい感じ。

子供部屋(小サロン)と寝室の間にバスルームやトイレがある。

BBの部屋にも2方に窓があり、それぞれ額入りの絵のような眺め。
いつもの持参の毛布でベッドを作ってあげるのを待ちかねて載り、すぐにお昼寝を決め込む。

控えめにノエルの装飾をしたレストランのエントランス。趣味が良い。

特に飾りの無いシンプルなダイニングルーム。大きな暖炉に火が燃えていて暖かい。
綺麗なリボンを巻かれた本日のメニュー。とりあえずシャンパンで乾杯する。

カキとクレソンのウォッカ風味ジュレー寄せ、葱とリンゴ添え。感心しない。
マクヴァン風味の鴨のフォアグラ、イチジクのジャムとクルミ添え。きついけど美味。

帆立の串焼き、葡萄、ゴマ、パイナップル、ヤギのチーズ、ゴボウのチップス添え。
箸休め。リンゴとライムのソルベ、パッション、マンダリン、カルヴァドスのジュレー添え。

地鶏のファルシ、セップ茸、鴨のベーコンなどが詰めてある。モルトーソーセージとトリュフオイルのソース。
この後焼いたキャマンベールのサラダ添え(イケてました)が出たが写真撮り忘れ。
デザートはアントルメ風ビュッシュ、ニュテラのアイスクリーム添え。ビュッシュはこってり過ぎて無理。

照明のせいでお料理の色が良く撮れてませんが、いずれにしてもあまり美しくも美味しくもありませんでした。
コテコテのノエル料理ではなかったけれどやはり重く、食材に凝ったわりには効果が無く、野暮ったいメニューでした。
お値段から推し量ってさほど期待もしていなかったので頭に来るほどガッカリもしませんでしたが、この値段でもしかして美味しかったらめっけ物、と卑しくも思ったのはハズレました。

朝食は8時30分からなんて遅いねと言いながら5分前に行ってみると、一番乗りでまだ準備中だった。
私達は早く引き上げたけれど、皆さん遅くまでやってたようだ。昨夜人がたくさんいて撮れなかったダイニングの写真を撮る。

同じダイニングにビュッフェの用意がしてあり、網のクロッシュがかかったハム類、チーズ類は頗る上等。
焼きたてのパンが数種、クロワッサン類、卵、出来立てのバター、自家製ジャムや果物のコンポート、
しぼり立てのジュース等々全て上質で美味しい物でした。
昨夜のディナーより断然美味しく上等な朝食でこのホテルのポイントはグンとUPしたのでした。
美しい環境、シャビーシックなお部屋、サーヴィスも悪くなかったし、安いし、また行ってもいいかなという所でした。
25日の朝はラリックが内装したシャペル(80kmぐらい先)に行きたかったのだけれど、
午前中はミサがあるので見学できないとのことで諦め、近くのTrouville、Deauvilleに寄り道することに。
Trouvilleの港の魚貝屋でウニ、ラングスティーヌ、帆立貝などを買い、Deauvilleの街を少し散歩してから帰宅。
出かける直前にBBの病気が発覚したことで気分が重かったわりには、まあまあのノエルでした。

ドーヴィル側からドック越しに見たトゥルヴィルの街。

ドーヴィルのカジノ(左)と有名なノルマンディ・ホテルの一部(右)。

カジノの傍の高級ブティック街。ノエルで閉まっているし(開いていても入らないけど)、
雨も本格的に降り出したので早々に引き上げる。ドーヴィルはやっぱりお洒落な街だ。

Auberge de la SourceのHPはこちらから。


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