夏休み初日、ナントに寄ってしっかりランチをしたためた私達は、いざノワールムティエへ、と重いお腹を抱えながら気合を入れて向かいました。
田舎道をまだかまだか?と焦れるO(夫)を煩がりながら走ること約1時間半、ようやく島に着きました。
*以下の画像は自分で撮った写真と借り物(無断ですが)が混ざっております。
全長約18㎞、面積49㎞²、人口約9500人のNoirmoutier島。本土とは583mの橋でつながっている。
橋が架かる1971年以前は干潮時だけ渡れる約4㎞の海の中の道(現存)だけでつながっていたらしい。
私達のホテルは右上(北東部の海岸)の黒っぽい森の中。
ー写真は勿論借り物です。ー
ホテル Les Prateaux はBois de la chaizeという海辺の森の古い別荘地にあり、広い庭を囲むバンガロー風な客室が
3棟ある。上の写真の建物が母屋でレセプション、サロン、レストランが入っている。
写真(ホテルのサイトから拝借)は古いようで、今は通路の植木が育って客室専用テラスの目隠しになっている。
斜面になっている庭の奥の客室棟。裏は森で、森の向こうは海。
左はダイニング前のテラス。ここでアペリティフやお茶をしたりする。
右は私達の客室棟。端の2階は私達の寝室で、居間やバスルームは木立に隠れている次の部屋。
部屋の写真を撮らなかったけれど、専用のテラスが付いており、インテリアも趣味が良く設備も整っていて快適なデュプレックス・スイートだった。難をいえばバスタブがバスルームに無く寝室の床に埋め込まれていたこと。
とても使う気になれず専らシャワー室を利用したが、シャンプー類は香りの良いClarinsで良かった。
この地方のワイン、名前とラベルが面白い。中庭に面したダイニング、窓際の真ん中の席が私達の常席。
庭の奥の裏口から出て松や楢の森を抜けると崖下に海。ホテルのワンちゃん、大きなゴールデンのカップル。
SPA(動物保護団体)の保護犬だったのをオーナー夫妻が2年前に引き取り、とても可愛がっている。
朝の散歩の時に。
同じく、朝の散歩の時に。
小さなビーチや森や1900年頃の素敵な館が点在する並木道など、毎朝気持ち良く散歩できた。
翌日は島の中心部にある水族館へ行ってみました。
途中、骨董屋が開いていたので寄ってみたらラリックのお皿が見つかり、ラッキー!
いい感じの商店街も見つけ、さすがに(海だけに)何軒もある魚屋を覗いたりして楽しみました。
今回の旅行中なぜか私は写真撮影に不熱心で、帰宅後にもっと写真撮って来るんだった~と後悔しております。
小さな水族館に意外に客が多かったせいもあり、全く写真を撮らなかったので水族館のサイトから拝借した動画を貼り付けます。
泳がない、日光浴もしない、釣りもしない、サイクリングもしない(しようとしたのですが、ホテルで自転車を借りて何十年ぶりに乗った途端に私は転倒し、ケガをしてギブアップ。乗れる筈だったのに…、なんで?)私達は島でやることが無く、時間を持て余し気味でした。
あまり見所も無い島内で一応見学スポットになっているシャトーに行ってみました。
とにかくお天気は滞在中ずっと素晴らしかった。城壁と隣の聖フィリベール協会。
12世紀末に建てられたというシャトー。中はミュゼになっている。
ミュゼには特に興味をそそられる物は無かった。左の絵はおそらく地元の画家の作品だったと思うが綺麗だった。右は屋上からの眺め。
同じく屋上からの眺め。遠くに見える陸地はブルターニュの南海岸(多分)。
この島のいたるところにある塩田。ノワールムティエの塩は有名だ。
島内の画像は以上ですが、牡蠣小屋のある小さな港に牡蠣を食べに行ったり(埃っぽくて食べたい雰囲気ではなかったので結局食べなかったけれど)、きれいな市場で塩や鰻他の燻製を仕入れたり、島の北西端にあるエルボディエールという港町に行ってみたりもしました。
実はノワールムティエを滞在先に選んだ理由はエルボディエールにある2★レストラン La Marineだったのですが、6週間ほど前で既に予約が取れず、ウェイティングリストにも入れてもらっていたけれど結局ダメだったのです。
高を括って先にホテルを予約してしまったので、ま、いいかという感じで決めたのでした。
La Marineは残念だったけれど、ホテルの辺りの海辺の避暑地という雰囲気がとても気に入ったし、私としてはノワールムティエ悪くなかった、という感想です。
Oは、『もう二度と来ない』(大げさに決めつけるのが癖なのです)などと断言しておりましたが。
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