2019年7月24日水曜日

初夏のお出かけ

猛暑、熱波が戻ってきました!
19:16現在、37℃です!
6月最後の週も猛暑だったのですが、最高に暑かった日で34℃ぐらいでした。
明後日は40℃を超えるらしい。
午後は外に出ないようにしなくては...

なんと2ヵ月もCaféを休んでしまいました。
その間何をしていたかというと、里帰り(2週間)、姉妹社のお仕事少し、庭仕事少し、それから...ジヴェルニー辺りにちょっとお出かけしました。
特に忙しかった訳でもないのに、ダメですねぇ怠けてばかりで。

お出かけは、私が里帰りしている間寂しく留守番をしていたO.とBokuの慰安を兼ねた1泊旅行で、もう2回もお昼を食べに行ったDomaine de la Cornicheに泊まるのが目的でした。
日帰りで十分な近場なのですが、あの眺望を色々な時間帯に楽しみたかったのです。
昼夜あそこで食べるのもちょっと...ということで先にジヴェルニーに寄ることにしました。

ジヴェルニーのAncien Hôtel Baudy (旧ホテル・ボディー)の前庭テラスで昼食

ホテル・ボディーの裏庭と正面

ホテル・ボディーの小さなバラ園の薔薇

道端に可愛い花が植わっていたり、レトロな車がとまっていたり、
ジヴェルニーは相変わらず美しい。

何度も訪れたジヴェルニーですが、ホテル・ボディーは前を通り過ぎるだけで食事したりお庭を見たりしたのは初めてでした。
ここは元々ボディ夫妻が営む村のカフェ兼食料品店だったらしいのですが、1886年にアメリカ人の画家がふらりと訪れて気に入り仲間の画家達を連れてまたやって来たところ、女主人が食事を出し、自分の寝室を彼らに提供してもてなしたのをきっかけに、モネを慕ってやって来る画家たちの宿屋兼アトリエと化したのだそうです。
すぐ近所に住んでいたモネは勿論、友人の芸術家達ルノワール、ロダン、シスレー、ピサロなども来ていたとのことですが、ここを定宿兼アトリエにしていたのは専らアメリカ人の印象派画家達(中にはMary Cassatも)で、『アメリカ人画家のホテル』とあだ名されていたそうです。
今はレストランになっていますが、昔そのままな感じの店の壁にはそうした画家達が残した絵がいっぱい掛かっていました。
トイレは裏庭だというので店の中を通り抜けて庭に出たら、とてもチャーミングな庭でここの小さなソヴァージュなバラ園は観光客必見のスポットになっていて、ガイドが見学者を案内してました。
料理は実に田舎風というか太っ腹というか、名物のオムレット・ボディもカフェ・グルモン(ミニ・デザート付きコーヒー)もビックリなヴォリュームでした。
道を挟んだ前庭のテラスは木陰とパラソルで涼しく、緑と小鳥の声に囲まれて、ギャルソン達も感じ良く、美味しい食事というよりも、気持ちの良い食事をしました。

以前にも買物をしたことのある小さなアンティークショップで、陶器類を少し買い、印象派美術館のジャルダンを一通り見て、ジヴェルニーを後にしてRolleboiseのDomaine de la Corniche(←ここについての過去のブログにリンクします)に向かいました。

ホテルの部屋のバルコニーからの眺め(左手セーヌ河下流方向)
この水門を船が抜けるのにとても時間がかかる(暇なので観察した)

同じく、正面と右手(上流方向)
『眺めの良いバルコン付きの部屋希望』と一応事前にリクエストしておいたら、期待以上のホテル中で最も大きな専用バルコンが付いた眺望最高の部屋がもらえた。
Bokuの犬用ベッドも用意してくれてあり、なかなかのオモテナシに満足。

お料理も綺麗!眺めに負けてない。お味は繊細。

アミューズ(写真撮るの忘れた)、前菜、メイン、チーズ、デザートで56€のメニュー。
チーズ無しだと49€、メイン2皿(魚と肉)だと75€。
ノーブルな食材は使っていないとはいえ、1★でこのお値段は得難い。しかも眺め付き。

左から22:00、22:24、22:39
この夜は満月だったようだ。

部屋のバルコンから撮った水門側の夜景

翌朝5:24(早起きでしょ!)

同じく6:09 夏至も近い6月17日の日の出。

8:14 レストランのバルコンで朝食。

因みに、記載の時刻は+1時間のサマータイムです。
お天気にも恵まれ、文字通り目いっぱい美しい景色を楽しんだ初夏のお出かけでした。
セーヌ河を眺めながらお食事がしたい方、お泊りしたい方には Domaine de la Corniche(HP)一押しです。

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