やっと時差ボケも直り、きょうから身体も脳内も平常モードに戻ったみたいです。
日本滞在中もまめにブログを更新するつもりだったのに、暇なようでいて時間が作れず、結局一回アップしただけでした。
歳のせいでしょうか、気力や根気が衰えてきたようで、すぐ『ま、いいか・・・無理しなくても』と思ってしまうのです。
そんな自分に鞭打って、きょうからバリバリ行きますよ~!(ってホントかな?)
2週間ぶりの帰宅翌日は夫の誕生日で、恒例の泊りがけディナーに出かけました。
去年はロワールのシャトーだったけれど、今年は自宅から126kmの近場、オート・ノルマンディはルアンの手前にあるLyons-la-Forêtという村のホテル・レストランを予約しておりました。
この町は4~5年前に一度用事で訪れたことがあったのですが、子供達連れでわざわざ行くのは初めてでした。
リヨンス・ラ・フォレ(リヨン・ラ・フォレではなく、『S』を発音するのが正しいということを帰ってきてから知った)というこの村は、人口750人ほどのとても小さな村なのですが『フランスの美しい村』にもセレクトされていて有名です。
歴史も古く、中世にヘンリー1世によって建てられた城砦の城下町として出来たようです。村の名になっているLYONSは元々この地を囲む11000ヘクタールに及ぶフランス随一の美しいブナの森の名前です。
広大な深い森の中に半ば埋もれ隠された古い宝石のような、美しい小さな町です。
森に囲まれたLyons-la-Forêtの集落
先の写真の小道をずっと下りていったら突き当たった花屋。遠くから撮った時には気付かなかったけれど近寄ってみたら眠り猫が…。写真を再生したらちゃんと入っていた猫(右下)と、花屋の隣の家の窓に並べられた人形達(右上)。
前に来た時にはまだ骨董店も兼ねていたホテル・レストラン(左)と、市場の周りのささやかな商店街。
看板も洒落ている。美しい配色の家と市場の一画。
フランスの代表的作曲家ラヴェルがしばしば滞在した家。「リヨンスの町と森の友(常連客) モーリス・ラヴェルがこの家で1917年に『クープランの墓』を作曲、1922年に『展覧会の絵』(ムソルグスキー原作)のオーケストレーションをした。」と彫られたプラックが掲げられている。
トネリコ荘と名付けられたこの大きなお屋敷は、第一次世界大戦に従軍したラヴェルのマレーヌ・ド・ゲール(孤独な兵士を支援するための代理母)だったドレフュス夫人の家で、戦後も招待されて休暇を過ごしにちょくちょくパリから通ったとのことです。彼はこの落ち着いた町と、美しい森の散歩をこよなく愛したといわれます。
着いた日は曇っていた空が翌日には晴れ、帰途至る所で菜の花畑の黄色が目に痛いほど観られた。
フランスの春の風物詩である。
『ルアンとセーヌ河を一望に眺められる絶景スポット』とミシュラン・グリーンガイドのお墨付きコート・サント・カトリーヌの丘に寄ってみた。右手前がルアンの街、海に向かって流れるセーヌ河。
日本で買った新しいデジカメIXYのズーミングテスト。遥か彼方のルアンの大聖堂がなかなか良く撮れてた。
今度はパリの方向に振り返ってみる。セーヌ河、美しい!
今回は風景編でした。次回はホテルと食事編です、どうぞお楽しみに!
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