掲載したい写真が沢山あり過ぎて、どれも捨て難く、セレクトするのに一苦労しました。
というのも、MOULIN DE CONNELLES ムラン・ド・コネル(コネルの水車小屋)は予想以上に素敵な所だったのです。
最悪のお天気だったにもかかわらず、とても良いノエルを過ごせたのは、このホテルが気に入ったからです。
何よりもまずロケーションが素晴らしい!セーヌ河畔(分流)から小さな中ノ島に跨った橋状の館なのです。
ちょうどロワール河のシュノンソー城のミニチュア版のようです。
アングロ・ノルマン様式と俗に呼ばれる英国風が入ったノルマンディー式マノワールといった感じの19世紀末に建てられた大きな館、というよりむしろ小さなお城です。
3ヘクタールほどの島もこのホテルが所有していて、夏は島(庭)でセーヌの流れを眺めながら食事をしたり、ボートで川遊びをしたり出来るようになっています。
次に気に入ったのは、ここの女主人(多分)の接客姿勢。これぞまさに『お・も・て・な・し』と言いたい、真心のこもった完璧なもてなしには感動しました。やたらに謙ってはおらず、むしろ古くからの友人に対するような親しみさえ感じさせながら、礼儀正しく、客の望むことは何でも適えようという健気さ、それがとても自然で感じが良いのです。
彼女はポール・ボキューズの学校を出た人らしいけれど、いくら名門のホテル学校を出ても、客をまた来ようという気にさせるホスピタリティは誰でも身に付けられるものではないでしょう。もっと高級で格も上の有名ホテルで、この穏和な性格の私(?)を怒鳴らせた接客をされた経験もあります。
夫も『珍しいね、あんな感じの良い人』としきりと感心し、あの人に会いにまた行きたいそうです。
ホテル正面玄関側 芝生から右が陸
裏側 島(庭)から撮影 右端の塔が私達の部屋の風呂
玄関ホール バカラのシャンデリアが綺麗
部屋からの眺め 左が寝室(表側)の窓 、右がサロン(裏側)の窓から撮影
サロン 左は夕方、右は朝撮影
塔の中にスッポリ入ったジャクジ付き浴槽とその上の高い天井。
部屋は、寝室は小さいけれどサロンもあるジュニア・スイート。窓は小さかったけれどセーヌ川の上流側も下流側も眺められたし、何よりもセーヌの上でお風呂に入ったり、寝たりしたのは初体験で面白かったです。バスルームは広く、ジャクジ付きバスタブとシャワー室が別になっていて、バスタブの上が塔の尖がり屋根の内側になっているのが不思議な気分でした。
ノエルのディナーの様子は、また次回レポートします。
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