Cancaleカンカルは何度か訪れた港町ですが、今回は十数年ぶりです。
何故カンカルかというと、正確にはカンカルから7kmほど離れた何も無い村にミシュラン1★の料理旅館を見つけ、そこのスペシャリテが大好きなラングスティーヌ(手長海老?)だし、ホテルも4★で部屋が広くて割安だし、カンカル、サン・マロ、モン・サン・ミッシェルなどに近いので退屈しなさそうだし、直前でも空いていたし、ペット可だし、など諸々の理由から決めたという訳です。
実はもう一つ、Table de Breizh Café(1★)で日本人シェフの和食を食してみたいという目論見もあったのですが、これは残念にも満席で実現しませんでした。
到着日はホテルのレストランが休業日で、上述の目論見も当てが外れ、セカンドチョイスのLe Coquillage(1★)にも振られた私達はCôté Mer という評判の良いレストランに夕食の席を予約しておりました。
少し早めにホテルを出て、カンカルの港を散歩しました。何度かカンカルに来たのに、いつもMaison de Bricourt(旧2★)での食事が目的だったため港の辺りを歩いたことすら無かったみたいで、全く記憶が無く、へえ!こんな所だったんだカンカルって…と言い合いながらキョロキョロしました。
海岸通りにはレストランが軒を並べていて多少ツーリスティックではあるけれど、こじんまりと穏やかで良い感じでした。
ちょっと三浦半島っぽい海岸の景色。左側のテントは牡蠣売りの屋台。その場で剥いもらった牡蠣を堤防やベンチに腰かけて海を見ながら食べている人たちがけっこういた。
ブルターニュらしい鄙びた感じの海岸通り。この並びにBreizh Caféもある。
灯台ってなんか良い。海を見下ろす丘の上に立つ天使の像。リオみたい、あっちはキリストだけど。
ゆるい弧を描く湾の端の高台にあるレストラン『コテ・メール』の外観とテラスからの眺め。
レストランの入口と席からの眺めの一部。
モダンでシックな内部。だんだん日が暮れて、月も出て。
子供の絵のように盛りつけられたジャージー島産帆立貝のカルパッチョ、キャヴィア添え。
ラングスティーヌとコリコリ野菜のプレッセ。
1/2オマール・ブルーのロースト。 天然スズキのポワレ、アサリと蕎麦(さすがブルターニュ)添え。
デザートはシンプルにソルベ(私)。オレンジ入りクレーム・ブリュレ(O.食べかけてしまった)
海やカンカルの街並みをパノラミックに眺められる最高に良い席で、潮風を感じながら気持ちよく食事しました。
目を見張るようなお料理では無いけれど、さすがカンカル、素材が良く新鮮なので美味しかったです。特にオマールは私達が家や近所のレストランで食べるものとは全く別物で、驚きました。
★の無いレストランでこれだけ食べさせるのだから、明日、明後日はどうなることやら?と惧れと期待にお腹のみならず胸もいっぱいになったのでした。
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