2015年9月24日木曜日

プチヴァカンス@ポワトゥ・シャラント -2-

9月は骨董市が目白押しです。
姉妹社KとOはお宝を求めて東奔西走の日々を送っております。
合間に、Bettyの手術(お尻の腫物を除去)で気を揉んだり、ピアノの上に置いているランプの笠止めのビスをピアノの中に落としたのを探すついでに調律をしたり、調律したついでに腱鞘炎で休んでいた練習を再開したり、色々ございます。
秋になって美味しいものが出始めており、それらを食べなくてはならないし、秋のワインフェアーで安くて良いワインも探さなくてはならないし、あれやこれや大忙し、痩せる暇もありません。

中断していたプチヴァカンスのレポートも続けなくては…。
ヴァカンス2日目は、ラ・ロシェルに行きました。
La Rochelleは中世から栄えたフランス西海岸の主要な港町の一つで、フランス人の大好きなヴァカンス地であり、フランス全国で5番目に観光客が集まる町なのだそうです。
Oと私は4回目の訪問になりますが、いつもチラッと通り過ぎたり中継地だったりで、実はあまり町の記憶が残っていなかったのですが、町中観光客やらヴァカンス客やらで大混雑なのには驚きました。
今回の目的は、1986年からミシュラン2★をずっと維持しているレストラン『Coutanceau クタンソー 』(昔は父リシャール、今は息子のクリストファー・クタンソー)での昼食でした。
昼間、子供達をホテルに置いて出かける訳にはいかないし、ランチとはいえ一応2★に子連れはまずいのでは?しかも大人しい子1ケならまだしも行儀の悪い子2ケ連れてたら食べた気がしないし…などと悩み、一旦諦めたのですが、せっかくラ・ロシェルまで行ってあそこで食べないなんて悔し過ぎる、ということになったのです。
予約の電話で2匹連れだけれど、と言ったら全然問題無いとのことでしたが、案内された席の足元に既に子供達用のお水が用意されていたのには感動しました。
とても暑い日だったし、知らない所にお出かけすると興奮して喉が渇く子供達は『ありがたい!』とばかりに早速飲みました。

レストランはビーチに面していて、パノラミックな眺めが気持良い。
水平線上にイル・ド・レ(レ島)が見える。
 
 私達も喉が渇いていたので『とりあえずビール』。
おつまみはタラ科の魚をベトラーブのjusでマリネしたもの。バラの花びらのよう。
桟橋の向こうにヨットハーバー(旧港)、その向こうに街並みが見える。

ガスパチョと…何だったか忘れた冷たいアミューズ。
カキとラングスティーヌのメドレーと題された暖かい前菜。

私のメインはメーグル(大ニベ?)の皮付きフィレのグリエ、コリコリ野菜が載ったクルジェットの船添え。
Oのメインはイベリコ豚の炭火焼き、茄子のカネロニ添え。

プレ・デザートはコニャック入りのアイスクリームとカキ氷。
メイン・デザートはフランボワーズとピスタッシュのタルトに双方をマーブルしたアイスクリーム添え。
ミニャルディーズはミニサイズで個別に。コーヒーには塩バターキャラメルが一つ添えられて。

子供達がへたりそうな暑さなので、街歩きは断念して旧港の辺りだけ散歩する。
ラ・ロシェルを守るサン・ニコラ塔(左)とシェーヌ塔(右)。
14世紀に建てられ、国のモニュメントに指定されている。
真っ青な空に映える灯台とパラソル松。

旧港と古い街並み。風情があってフランスらしい美しい街。

あれだけお昼を食べた夜のホテルのディナー。トホホ気味でしたが、
アミューズも前菜もサッパリしたものだったので、助かった。
トマトのカルパッチョにトマトのソルベ、美味!

庭に面した私達の特等席。お魚はリユー・ジョーヌ(タラ科の魚)、イマイチ。

何だったか覚えていないデザート。細長いオープン・タルトが流行ってます。
月も朧なホテルの夜の庭。さすがにこの日は食べ疲れました。


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