2020年1月21日火曜日

コンサート@テアトル・デ・シャンゼリゼ

年が明けたばかりという気がするのですが、なんと1月も2/3が過ぎてしまいました。
今年は端からBokuの怪我(左後足、続いて右前足。いずれも自分で噛んで傷つけたようだ)、Oの定期診察、JUANで食事、ルアンの骨董市、オークション(ノルマンディまで落札品を引き取りに行ったり)など、我家的には多忙な日々を送っておりました。
まだ終わってなくて、明日はグラン・パレのロートレック展、戸籍謄本が区役所から届いたらOのパスポート申請(1年前に切れていたのが最近発覚)に大使館に行かなくてはならないし…。
そんな中、14日の夜には辻井伸行のピアノリサイタルを聴きに行きました。
久々のテアトル・デ・シャンゼリゼ、初めて生で聴く辻井氏のピアノ、ウキウキしながらもストライキが続くパリ(極力出かけたくない)に身構えて早めに出かけました。
案外交通渋滞も無く、1時間もかからずに到着し、拍子抜けして時間を持て余しつつ、テアトルの向いのホテルのバーで軽くつまみながらゆっくりと1杯やりました。

夜のモンテーニュ通り。プラザ・アテネが綺麗。

開演まで時間があったので、テアトルの美しい天井を撮影。
このアール・デコの天井灯を見るのもすっごく久しぶり…。

1913年にオープンした劇場の内部はアール・デコを先取りした装飾がカッコいい。
ナビ派の画家モーリス・ドニによる天井画も素晴らしい。(以下ディテール)





動くのでお顔までハッキリとは撮れなかった辻井氏

当日無料で配られた簡単なプログラム

辻井氏のピアノはとてもエネルギッシュで疾走感あふれる若々しい演奏でした。
時に疾走し過ぎて止まらなくなっっちゃったみたいなところがあったけれど、それでも指がもつれることなく弾き切るから凄いテクニックです。
個人的にはもう少し抒情性と繊細さが欲しいかな?特にショパンは。
まだ若いし、早熟なまま休むことなく演奏活動を続けて来られた彼は、まだ発達途上といっては失礼かも知れないけれど、これからもっと円熟してゆくことでしょう。
家に置いてきたBokuが心配だったけれど、充実した夜を過ごせて良かったです。

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