7月4週目にも猛暑日が数日あったし、日本ほどではないけれど今年はパリも暑い夏となっております。
7月21日にヴァンセンヌ公園内にあるテアトル・デュ・ソレイユで開催されていた『鼓童』の公演に行きました。
鼓童はもとより和太鼓のコンサートを生で視聴したのは初めてでしたが、もう、Oも私も感動で涙が出ました。
最初の大太鼓の一音から度肝を抜かれ、私は心だけでなく身体にも衝撃を受け、気付くと涙が頬を伝っておりました。
太鼓の音って人間のプリミティフな琴線を震わせる周波数を持っているような気がします。まさに血湧き肉躍るような感覚にジッとしていられない想いをしたのは私だけでしょうか?
聴く、視るという次元ではなく、全身全霊で感じる演奏会でした。
この公演はKodo Next Generationと称して10人の若手ばかりで演じられたのですが、日本の若者もやるじゃないか!と伝統芸能に凛としてに向き合う姿勢にBravo!でした。
勿論テクニックや音楽性も素晴らしく、しかも皆多才で太鼓だけでなくそれぞれ歌、笛、踊り、三味線、作曲、アスリート並みの身体能力、演技力なども半端でないのです。
同じ日本人としてとても誇らしく、また彼らの心意気は胸に迫るものがありました。
客観的に見ても、ジャポニズムとロックな感覚を融合させた演出も優れていて、観客を飽きさせない美しいスペクタクルだったと思います。
劇場に入るといきなり大食堂。まずは冷えたサッポロビールで喉を潤す。
サーカス小屋のイメージのマジカルな内装。キッチュな劇場だ。
演奏中は撮影禁止だったので、最後の全員(左端にもう一人いた)集合の写真しか撮れなかったのは残念だった。
メインの観覧ホールと食堂ホールとの間にある仄暗いフォワイエには
大きなランタンがいくつも下げられていてマジカル。
興奮冷めやらぬまま外に出ると、またしても太鼓の音?
楽屋口から次々とメンバーが出てきてボーナス演奏をしてくれました。
私自身リズムに乗ってしまって手ブレがひどい動画ですが、雰囲気を感じて下さい。
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