人間だったらやっと幼稚園、犬だったら32歳ぐらい、骨董屋としては…?
幸運にもお客様に恵まれ、楽しみながら続けてこられました。
好きな物、美しい物に関わりながらお仕事ができるというのは幸せな事としみじみ思います。
きょうは予告していたジヴェルニー・リポート食事編です。
正直なところ、もう何を食べたか、どんな味だったか記憶が曖昧なのですが、ここはまた来てもいいと思うほどには美味しく、心地良い食事ではありました。
オウナー・シェフのエリック・ゲランはブルターニュのミシュラン1★レストラン兼ホテルも既に持っていて期待されている若手の自然派シェフです。
2012年にジヴェルニー店を開き、2015年に1★を獲得したとのことです。
ブルターニュ店には以前から行きたいと思っていて行ってないうちに、ずっと近くのジヴェルニーに出来たのでこれは是非行かなくてはと楽しみにしていたのです。
ダイニングルームは二間続きで、私達は奥の間の窓際に案内された。
現代風アールデコといった感じのシックで爽やかな内装。
ラリックっぽい美しいシャンデリアは現代物のヴェネチアンだそう。
アミューズ第一弾。全部は覚えていないけれど、赤い器に入っているのはタコ。
アミューズ第二弾。
20時半過ぎで少し暮れ始めた席からの庭の眺め。
旬の白アスパラガスの前菜。アヴルーガキャヴィア(鰊の燻製で出来ている)入りヨーグルトソース。イカ墨煎餅(らしきもの)と大根のスライス添え。
『夜明け』と名付けられた前菜。最初は明ける前の状態で出され、少し後でマダムが卵の表面にナイフを入れに来る。中からビーツのピュレーが流れ出して暁となる仕掛け。
卵の下は鱒のマリネ。
オマール、フォアグラ、エスカルゴ(だったと思う)の前菜。
平目、ニンニクのクレーム、大根、椎茸添え。
本来は牛だけれど鶏に換えてもらった肉料理。サツマイモのチップスとマスタードソース添え。
何か(思い出せない)のジュレ。プレ・デザート。
デザートはショコラとミュール(桑の実)のガナッシュ。黒ゴマのマカロン添え。
食後、とっぷり暮れた庭にて。朧月、高い木立、ライティングで一種怪奇な雰囲気。
朝食のサロンにはBOKUも一緒に。
前の晩にオーダーを出したとおりの朝食。この後出たスクランブルは今一だった。
私達が食したのは『印象派メニュー』というもので、85ユーロのおまかせコースでした。
★付きレストランのディナーとしてはお安いし、十分楽しめました。
秋にまた行きたいと思います。
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